Word編集に便利な小技(表機能の活用)
Wordは今どきは誰でも使えるワープロソフトですが、実際に自治会に関わっていると、悪戦苦闘している人が多い様子でした。
Wordで広報誌や回覧物のような編集をするときに、これだけはという便利機能をお伝えします。
私も大して得意というわけではありません(^^ゞ
▲ 無料写真素材ACより
表を使った小技
広報誌のようなレイアウトが複雑な書類を作る時は、表を使いこなせればかなり楽になります。
表を自由に動かしたい
Wordで表を作るとあまり自由に位置を調整できません。テキストボックスを挿入して、作った表をこの中に貼り付けしてしまえば、位置の調整が楽々です。
知っておくと便利!Wordの便利機能!~(4)~表を自由に移動する~|わかできブログ|パソコン教室わかるとできる
文字の調整は表に入れると楽
記書きの中の文章(1.日時 ○○、2.場所 ○○…)の縦位置を揃える技は、ルーラーとかタブとかいろいろあるようですが、表を作ってその中に文章を収めて、表の罫線は消してしまえば、簡単に体裁が整います。
テキストボックスで文章配置
広報誌は本文の脇にちょっとしたコラムなどを入れることも多いです。
ルーラーを使ったり、スペースを入れてみたり、苦労されている方をよく見ますが、テキストボックスを挿入して文章を入れれば位置の調整も簡単です。
テキストボックスを離れた場所に複数設置して水差しのマークを使えば、流し込みもできます。
NEC LAVIE公式サイト > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 016054
他人が作ったWordを修正する時
ほかの人が作った書類に手を加える時、編集記号などを表示させた方が作業がやりやすくなります。
会社組織だと、ほかの担当者の作り方の癖はだいたいわかりますが、自治会の書類は大げさに言うと一期一会。人によって思いがけない作り方をしてあります。
wordの「ファイル>オプション>表示」で編集記号のところまで行きます。
「表示」のところの「常に画面に表示する編集記号」に全部チェックを入れます。
編集記号が全部表示されるようになると、文字の調整を右寄せではなくスペースキーでやっていたりするのもすぐにわかります。
どういう作り方をしてあるのか悩むより、全部表示してしまう方が楽です。
よく使う例で具体的にお話しすると…
よくある記書き(記と以上に挟まれた文章)は途中で文字がずれて悩んでいる人が多いのですが、表を使うと簡単に文字が揃います。
①表を挿入して、文章を入力
気になる方は「均等割り付け」で、日時や場所を揃えてください。
②表の罫線を消す
表の左上のマークを押して表を全部選択して「デザイン>罫線>枠なし」を選択。
③テキストボックスを挿入する
「挿入>テキストボックス>シンプルテキストボックス」を選択してテキストボックスを挿入。
④テキストボックスに表を入れる
表の左上のマークを押して全部選択し、テキストボックスの中にに貼りつけます。ショートカットは Cntrl+X →Cntrl+V。
⑤テキストボックスに表が入った
テキストボックスの枠を動かして表の大きさが適切になるように調整します。
⑥テキストボックス内に収まった
いい感じの大きさに収まりました。
⑦テキストボックスの枠を消す
このままではテキストボックスの線が印刷されてしまうので、「書式>図形の枠線>枠線なし」にします。
⑧テキストボックスの文字列の折り返しを指定
罫線が消えたら、あとはテキストボックスの文字列の折り返しを指定しておしまいです。
⑨完成
きちんと文字の揃った文書ができました。wordはルーラーなどの機能もありますが、表で作ると微調整も楽です。
便利なネット講座
YouTubeの「いなわくTV」というチャンネルがあります。
中高年のパソコンお悩み解決に、痒い所に手が届く動画集。よくあるパソコンマニュアルと違って、実践的なのが一番の魅力です。パソコンがあまり得意ではないけれど自治会で使わなくては…という方にはぴったりだと思います。
▼写真を揃えることも、みなさんわりと適当にやっていませんか?
どんな本がいいか、パソコン教室はどこがいい?なども聞かれますが、家で「いなわくTV」を見ていればかなり上達すると思います。
最後に
私が仕事をしてきて、Wordで一番気になる点だけをまとめました。
自分で作りたい文書を作るのはわりと簡単ですが、他人様が作った文書をたたき台にして作り替えるのは、修正部分が大きかったりすると意外に時間がかかったりします。
自治会の仕事はパソコン以外にやるべきことが山積みです。
書類づくりはなるべく手際よく済ませてしまいたいですね。