自治会の広報誌 外注で印刷か自作コピーか
自治会や町内会によって広報誌の位置づけも発行の仕方も千差万別だと思います。
私の周辺の自治会の状況や印刷発注経験からまとめてみます。
外注か自作か
自治会やPTAの広報誌は、外注するかすべて自作するか、様々な方法があります。
前年までのやり方を踏襲するのが一番楽な方法ですが…。
「きれい」を優先するか、情報の速さを優先するか、予算は…?
外注する場合
外注にも様々なやり方があります。
ざっくり言うとこんな感じです。
- 文章とラフ案だけ渡して、編集から印刷まで業者に頼む。
- wordなどで原稿を自作して、印刷を業者に頼む。
- 原稿を自作して、ネットで転送して印刷を頼む。
- 原稿は自作して、コピー機で印刷。
すべて業者に
「1」の方法は専門知識が要らないので楽ですが、原稿のやり取りが煩雑ですし、先方に原稿作成まで頼むため締め切りが早くなり、直前に発生したお知らせなどは載せられません。
原稿は自作で業者印刷
「2」のようにword(Microsoftのソフト)やillustrator(Adobeのソフト)で原稿を作ってから業者に印刷してもらう場合も、それなりに締め切りは早いです。
締め切りに余裕があるかどうかは、業者によっても違うし、同じ業者でも納期によって料金設定を変えていたりします。
業者に頼む場合は、光沢のあるコート紙を使って印刷するのが普通なので、普通紙を使ってコピー機で印刷するよりはきれいに仕上がります。
原稿は自作でネット印刷
「3」のネット印刷会社は、印刷料金を考えるとお勧めです。
せっかく原稿を手元で完成させるのなら、ネットで原稿を飛ばして印刷してもらうと、納期も料金も圧倒的に早いことが多いです。
私も以前地元の業者に依頼していたものをネットに替えたら、印刷代金が1/3くらいで済みました。
ただ、地元の業者と違って「おっと、間違えた」という場合も、対応してもらえないのが普通でしょうし、ましてや業者の方で「ここ、間違いじゃないですよね?」という親切な突っ込みも期待できません。
▼ ネット印刷会社は広報誌以外も、イベントの時のグッズ印刷などにも便利です。
ネット印刷の【WAVE】|オリジナルグッズ作成・プリントなら印刷ネット通販【WAVE】
原稿は自作でコピーで
私の自治会は、代々Wordで作った原稿を事務室のコピー機で印刷していました。
コピー機で印刷なら、直前まで変更事項に対応できます。
コピー機だと写真印刷の精度が落ちますが、あれこれ工夫していました。
基本的にはだれでも使いやすいwordで作っていましたが、内容によってはPhotoshopで写真修正をしてillustratorで作った方が楽なものもあるので、自宅で作業してPNGデータに変換してwordに入れ込んでいました。
外注のいい点・悪い点
メリット
- 仕上がりが光沢のあるコート紙で、写真もきれい。
- コピー機を広報誌印刷に占領されない。
デメリット
- 原稿の締め切りが早くて新しい情報を載せにくい。
- 印刷料金が高い。
コピー印刷のいい点・悪い点
メリット
- 原稿をぎりぎりまで待てる。
- コピー機によっては仕分けができる。
- 印刷業者とのやり取りが不要で楽。
デメリット
- wordが使えないと原稿が作れない。
- 写真印刷が不鮮明。
- 広報誌の印刷でコピーが占領される。
コピー機で印刷してみて
写真の印刷
写真入りの原稿は、「写真印刷」だとか「高精細」だとか「スムージングを強」などの設定にして印刷する必要があります。(コピー機によります)
写真入りの両面印刷の原稿をインクジェットプリンターで印刷すると、写真の部分には大量のインクが吹きつけられて、裏側に透けて見えます。
裏移りを避けるために印刷濃度を1段階下げてみたり、いろいろ工夫しました。
写真印刷にすると印刷時間も通常と比べてかなり長くなります。
コピー用紙の選択
厚み
写真印刷を両面でコピーすると、質の悪い用紙だと裏移りがひどいので、少し厚手の用紙を使っていました。
用紙に厚みが書かれているので、それが参考になります。
▼ 厚み0.106mmで、しっかりしています。
ステイプルより折り曲げ
コピー機のステイプル機能(ホチキス)は印刷時間がかかるので、A3やB4などに印刷して折り曲げることをお勧めします。
仕分け機能
コピー機によっては、部数を指定して仕分けができるものもあります。コピー機についていなくても、仕分け専用機というものもあります。
印刷物を組や班ごとに部数を数えて配布するのは、配布物が多い自治会ではかなり労力が取られます。
仕分け機能の有効活用はぜひ!
word編集のスキル
wordは今どきは誰でも使えるワープロソフトですが、実際に自治会に関わっていると、悪戦苦闘している人がたくさんでした。
私も大してwordが得意というわけではありませんが(^^ゞ
特に表機能をうまく使えていない人が気になりました。特に広報誌のようなレイアウトが複雑な書類と作る時はこれは知っておいた方が便利です。
おしまいに
広報誌の印刷準備について書いてみました。
▼ 定番のネタばかりで行き詰ったら…。